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Medical Cost FAQ

医療費Q&A

医療費の仕組みやセルフケアによる費用削減について
よくある質問にお答えします

医療費の仕組み

日本の医療保険制度と自己負担について

年齢と所得によって自己負担割合が異なります:

  • 6歳未満(就学前): 2割負担
  • 6歳~69歳: 3割負担
  • 70歳~74歳: 2割負担(現役並み所得者は3割)
  • 75歳以上: 1割負担(一定以上所得者は2割、現役並み所得者は3割)

💡 ポイント:残りの7割~9割は健康保険が負担しています。つまり、私たちが病院で支払う金額は、実際の医療費の一部です。

1ヶ月の医療費の自己負担額が一定額を超えた場合、超えた分が払い戻される制度です。

所得に応じて自己負担限度額が設定されており、例えば:

  • 標準報酬月額28万~50万円: 約8万円+超過分の1%
  • 標準報酬月額26万円以下: 約5.7万円

📋 申請方法:加入している健康保険組合や協会けんぽ、市区町村の窓口に申請します。事前に「限度額適用認定証」を取得しておくと、窓口での支払いが自己負担限度額までになります。

令和6年度の診療報酬点数表による基本料金(3割負担の場合):

  • 初診料: 291点(約870円の自己負担)
  • 再診料: 75点(約230円の自己負担)

※これに加えて、検査費、処置費、処方箋料(60点=約180円)、薬局での調剤費用などが加算されます。

💰 実際の費用:検査や注射がない簡単な診察でも、診察+処方箋+薬局(技術料+薬代)で、1回あたり約2,000円前後の自己負担が一般的です。

医療費控除

確定申告で医療費を取り戻す

1年間(1月1日~12月31日)に支払った医療費が一定額を超えた場合、確定申告で所得控除を受けられる制度です。

控除対象となる金額:

(実際に支払った医療費) − (保険金などで補填される金額) − 10万円
※総所得金額等が200万円未満の場合は、10万円ではなく総所得金額等の5%

対象となる医療費:病院・歯科の診療費、処方薬、市販薬(セルフメディケーション税制)、通院交通費など

特定の市販薬(スイッチOTC医薬品)を年間1万2千円超購入した場合、超えた分(上限8万8千円)を所得控除できる制度です。

通常の医療費控除との選択適用で、健康診断や予防接種を受けていることが条件です。

💊 対象となる市販薬:パッケージに「セルフメディケーション税控除対象」のマークがある医薬品。解熱鎮痛薬、胃腸薬、風邪薬、花粉症薬など約1,800品目が対象です。

還付金額は、所得税率と医療費控除額によって決まります。

計算例:

年間医療費30万円、保険金等0円、所得税率10%の場合:

控除額 = 30万円 − 10万円 = 20万円
還付金 = 20万円 × 10% = 2万円

さらに住民税(約10%)も軽減されるため、実質的な節税効果は所得税+住民税の合計税率分になります。

セルフケアと医療費削減

賢い医療の選択で費用を抑える

軽い症状の場合、市販薬の方が費用を抑えられることが多いです。

比較例(風邪の場合):

  • 病院受診: 診察料+処方箋料+薬局(技術料+薬代)= 約2,000円(3割負担)
  • 市販薬: 総合感冒薬 = 1,000〜1,500円程度

ただし、症状が重い場合や長引く場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ有効成分でありながら、約30〜80%安くなります。

例:高血圧の薬(アムロジピン)の場合

  • 先発医薬品: 1錠約40円 → 月1,200円(30日分)
  • ジェネリック: 1錠約10円 → 月300円(30日分)
  • 年間削減額: 約10,800円の節約!

医師や薬剤師に「ジェネリックでお願いします」と伝えるだけで変更できます。

はい、時間外・休日・深夜の受診では、時間外加算が発生します。

  • 時間外加算: 平日18時以降、土曜12時以降 → +85点(約260円)
  • 休日加算: 日曜・祝日 → +250点(約750円)
  • 深夜加算: 22時〜6時 → +480点(約1,440円)

💡 費用を抑えるコツ:緊急でない場合は、平日の診療時間内に受診することで、時間外加算を避けられます。

重複受診(ドクターショッピング)は、医療費の無駄遣いにつながります。

デメリット:

  • 毎回、初診料(約870円)がかかる
  • 同じ検査を何度も受けることになる
  • 薬の重複処方で健康リスクが増える
  • 国全体の医療費増加につながる

適切な対応:まず1つの医療機関でしっかり診てもらい、セカンドオピニオンが必要な場合は、紹介状を書いてもらいましょう。

医療費を賢く管理する実践的なヒント

日々の生活で意識できること

💊
軽い症状は市販薬でセルフケア
風邪の初期症状や軽い頭痛などは、まず市販薬で様子を見ることで、受診回数を減らせます。ただし、警告症状がある場合は必ず受診を。
📋
お薬手帳を活用する
お薬手帳を持参すると、薬剤師が薬の重複や相互作用をチェックでき、医療費の加算も少なくなります(管理指導料の減額)。
🏥
かかりつけ医を持つ
かかりつけ医を持つことで、重複検査や不要な投薬を避けられ、継続的な健康管理が効率的に行えます。
🎯
予防に力を入れる
食事、運動、睡眠などの生活習慣を整え、予防接種を受けることで、病気になるリスクを減らせます。予防は最大の医療費削減策です。
💰
医療費の領収書を保管
医療費控除やセルフメディケーション税制の申請に必要です。家族全員分をまとめて保管しておきましょう。
📱
健康アプリで記録
体調や服薬の記録をつけることで、受診時に正確な情報を伝えられ、無駄な検査を避けられます。

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⚠️ 免責事項
このページで提供される情報は、一般的な医療費に関する情報提供を目的としています。個別の税務相談や医療費控除の申請については、税務署や税理士にご相談ください。また、医療に関する判断は必ず医療機関にご相談ください。

掲載している金額や制度は、令和6年度時点の情報に基づいています。最新の情報については、厚生労働省や各自治体の公式サイトをご確認ください。
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